グラビアアイドル「リアル峰不二子」で知られる小倉優香さんが20年7月29日の同局ラジオ「アッパレやってま~す! 水曜日」(後10時)の生放送終了直前に、突然「辞めさせてください」と番組降板を訴えた問題。
毎日放送は8月26日、夏季社長会見を書面で開催した。
三村景一代表取締役社長(65)は、「小倉優香さんには、ご本人のご希望どおり番組を降板いただきます。(今夜26日)の『アッパレやってまーす! 水曜日』でリスナーの皆さまにもその旨ご報告すると聞いています」と回答した事が話題になっています。
小倉優香さんが何故こんなことをしたのか、調べてみました。
「ラジオ辞めさせてください」発言・小倉優香の言い分
小倉が異例の発言をしたのは、29日深夜に放送されたMBSラジオ(大阪市)の「アッパレやってまーす!水曜日」(後10・00)。
番組の終了間際に「ちょっと時間あるかな?あと1分?手短に話します」と切り出した。
その後「朝早く起きて夜早く寝るという生活をしていて、ラジオがつらくなったので辞めたいと事務所に言ったんですけど、3~4カ月話してくれないのでここで言います。辞めさせてください」といきなり宣言した。
寝耳に水の共演者はあたふた。「アンガールズ」山根良顕(44)が「卒業したいってこと?」と真意をただすと「はい」と答えた。
ケンドーコバヤシ(48)も「申し訳ないけど、事務所の方で…。我々には何の権限もない」と動揺を隠せない口調で応じた。
終了後、あまりにも勝手な行動に番組スタッフが激怒。同局関係者によると、「小倉さんのマネジャーは取り乱して号泣。収拾がつかずに修羅場だったと聞きました」という。
この「朝早く起きて・・・。」の言い分がかなり反感を買ってしまったようです。
正直、この言葉だけを聞いたら働いている人間からすると「何を言ってるの!?」と怒りを覚えてしまうところですが、実はかなりハードな現状があったようです。
番組の収録スタイルに同情する業界人も
「小倉が出演する水曜日は、隔週で生放送を行っています。都内スタジオに出演者が集まり、午後11時半までの生放送を終えた後に、翌週放送分を収録するため、撤収は当然深夜になってしまう。翌日、早朝の現場が入っていたりすると、出演者やマネジャーは“地獄”を見ることになります」
さらに、一部で伝えられているように、同番組は出演者のギャラの安さも有名なのだとか。
「もともとラジオ業界のギャラは安く、『アッパレやってまーす!』は関西ローカルの番組だけに、事務所の取り分を考えると、出演者の手取りは2,000円程度かと。
とはいえ、長年続く有名番組だけに出演希望者は多く、特にトークスキルが磨かれるため、テレビのバラエティ番組で活躍を目指す若手にとっては登竜門的な位置づけになっています。『番組プロデューサーのお眼鏡にかなえば、売れる』というジンクスがあるほどです」
一方で、出演者の半数ほどは「しんどい」という理由で番組を“卒業”していくという。
「朝早く起きて夜早く寝るという生活をしていて」はこのことを指していたのかもしれません。
グラビアアイドルだから「下ネタ」ぐらいやれ?
下品な罰ゲームを拒否した小倉優香にリスナーが「駄々をこねるな」「グラビアアイドルが拒否するな」?
同番組は、レギュラー出演者のケンドーコバヤシやアンガールズ田中卓志のしもネタトークが多いうえ、レギュラー出演者の柏木由紀と小倉が対決し、負けたほうがアンガールズ田中提案の罰ゲームをやるというコーナーがあった。ところが、降板申し出直前、小倉が下品な罰ゲームを2週にわたって拒否し、リスナーから攻撃されるという事件が起きていた。
小倉が拒否した罰ゲームは、ふーみんというお笑い芸人の「奥歯をガタガタ言わせ節」というネタを完コピするというものだが、この「奥歯をガタガタ言わせ節」というのは、両端を肛もんと口に見立てた筒状の小道具に手を突っ込んで、「ケツの穴から指突っ込んで、奥歯をガタガタ言わせ節」と漫談調に歌うというネタ。
ようするに、若い女性に卑猥な言葉や下品な言葉を口にさせて楽しもうという深夜ラジオでいまも続いているセクハラ丸出しの罰ゲームである。
しかし、小倉はその下品な内容に耐えられなかったのか、7月15日、7月22日の放送と2週連続でこの罰ゲームを拒否。しかも、リスナーからは拒否した小倉に対してこんな理不尽な非難の声が上がっていた。
〈小倉優香 二週に渡って罰ゲーム ゴネてる。ひっぱりすぎて引く。筧美和子ちゃんなんて小梅太夫ノリノリでやってたなぁw 柏木由紀さんとかもちゃんとやると思う。〉
〈罰ゲームを2週にわたってごねり続けるのはさすがに不愉快でラジオ切ってしまった〉
〈2週に渡って罰ゲームをごねるのはさすがに引くわ
小倉優香が #アッパレ水 を降板するまであと○○日にリアルでなりそうw〉〈小倉優香さん来週来なかったりして…〉
〈頑なに罰ゲームを断るのは、ちょっとイライラしたなぁ…下手でもうろ覚えでも潔く受け入れたほうが絶対良かった。ゴッドタンの女性陣を見習ってほしいな。〉
〈小倉さんね・・・今のご時世 無理やりやらせるとパワハラになっちゃう可能性があるからあれだけど リスナーもスタッフも演者も 姿勢は見てるからね その答えは小倉さん自身で見つけてね って言いたい〉
〈罰ゲームにもかかわらず、「やだ、やだ」ばかりで駄々をこねて生放送を逃げ切った小倉は正直もういらん電話出演の時も、やる気を感じられ無かったし。。ラジオだからって舐めすぎ。聴いてる方は不快だわ。〉
〈罰ゲームを拒否するグラビアアイドル、これ完全になめとるね!〉
グラドル=お色気担当、この構図が小倉さんには耐えられなかったのかもしれません。
事務所エイジアプロモーションの体質がひどい!?
「番組プロデューサーは当然、激怒したでしょう。
たとえ直訴されなくても、小倉がそんな考えを持っていたとわかれば、喜んで降板させたと思います。
小倉の代わりなんて、いくらでもいますから。事務所の公式サイトの小倉のプロフィール欄をみると、テレビの仕事はたくさん載せていますが、ラジオのレギュラーについては掲載していません。それって、どこかで事務所も本人もラジオの仕事を下に見ていたんじゃないですかね。今回の件は、事務所も本人と同罪だと思いますよ。いずれにしても、もうタレントとしては小倉の将来はないでしょう」
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2020/08/post_172518.html
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小倉が所属する事務所エイジアプロモーションといえば、もともとエイベックスにいたA氏が益若つばさを第1号タレントとして立ち上げたモデル事務所として知られています。
「高橋メアリージュンの例にみられるように、モデルで人気が出たタレントを女優へ育てるラインづくりに成功し、今ではモデル出身の若手の売り込みに重点を置いています。最近では、9月から放送開始予定の『仮面ライダーセイバー/聖刃』(テレビ朝日系)で主演を務める内藤秀一郎とヒロイン役の川津明日香なども所属しています。小倉も事務所がプッシュする戦力のうちの一人であることは間違いありません」(テレビ局関係者)
また、管理責任が問われているエイジアプロモーションの体質についても問題視されています。
「営業力はかなりあり、勢いのある事務所として注目されています。
ただ、創設者のA社長が2年前、知人の会社役員を脅迫した疑いで逮捕されるという事件を起こし退任。
幹部もまだ若く、経営体質としてちょっと軽いというか、危なっかしいところがあるという印象です。
社員やタレントへの管理が行き届いていないというか、いろんなことがタレント本人や担当マネジャー任せで、他の大手事務所と比べると“組織としてしっかりしていない”というのが業界内での評価だと思います」
「事務所に言ったんですけど、3~4カ月話してくれない」の言葉の意味が見えてきました。
小倉優香さんはずっと「辞めたい」と直訴していたけれど、全く聞き入れてもらえなかった。
その結果として今回の生放送中の発言になってしまったのではないでしょうか?
【真相】小倉優香が「ラジオ辞めたい」発言に至るまで まとめ
芸能人として放送局の社長に「ご希望通り、もう出なくてもいい」などといわせてしまった今回の騒動。ラジオの放送中に小倉優香さんが話した理由は正直言って幼稚な言葉でうまく状況が伝わってこなかったように思います。
しかし、グラビアアイドル・所属事務所の問題が結果として浮き彫りになったのではないでしょうか。残念なのはいまもエイジアプロモーションに所属する芸能人の方々も今回の件でとばっちりを受け、毎日放送系の仕事がしにくくなるのでは?との見方もあります。
小倉優香本人も今後活動の場が制約されてしまうでしょう。
再び「リアル峰不二子」小倉優香として活躍の場をみることはできるのでしょうか。
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