山口達也 飲酒バイク事故でTOKIO復帰は絶望的なのか? もうアルコール依存症

旧ジャニーズ

20年9月22日、東京練馬署で道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された元TOKIOの山口達也容疑者さん。2年前の事件で〝断酒〟を宣言していたが、また事故を起こし、逮捕されたのはまさかの午前中でした。やはりアルコールへの依存から回復できていなかったということを自ら証明してしまった結果がとても残念です。

 

今回の事件で2年前からの山口達也さんの「アルコール依存」の問題と、現在の生活、芸能界復帰の動きについてお伝えします。

山口達也 事件当日 愛車ハーレーダビッドソンで飲酒運転

東京練馬区で9月22日に撮影された映像です。
黒い車の後ろを走る大型バイクが、センターラインをはみ出しそうに走っていました。

このバイクを運転していたのが、追突事故を起こし、酒気帯び運転の現行犯で逮捕されたTOKIOの元メンバー・山口達也容疑者でした。

しかも追突した車の運転手はなんと「警察官」・・・。

事故発生の4分後に撮影された映像。
ヘルメットを脱ぐことなく、バイクにまたがっている山口容疑者。
その前の黒い車が、信号待ちをしていて追突された車。
運転していたのは、偶然にも警視庁の男性警察官だった。
男性警察官は山口容疑者とやりとりをした際、酒の臭いにも気付いていたという。

 

山口達也 18年の強制わいせつ事件当時

山口達也さんが未成年に「強制わいせつ」を行った事件の記者会見では、

本人に先立って事実関係の説明を行ったジャニーズ事務所の顧問弁護士によると、

事件があったのは18年2月12日で、本人が「事件」として認知したのは警視庁から連絡のあった3月末だったという。この後、本人がとつとつと説明した事実関係は、要約すると次の通りでした。

 (山口達也さんは)肝機能数値が悪化し、健康管理のために1カ月入院して仕事に通っていたが、数値も改善したので医師と相談のうえ、この日に退院して仕事に向かった。

朝のうちに仕事を終え、久しぶりに自宅に帰り、部屋の片づけをしているうちに焼酎を飲み始めてしまい、夕方までにかなりの量を飲んでしまった。

酩酊(めいてい)に近い状態になり、被害女性に電話をかけ話をするうちに、うちに来ないかと誘った。女性に友人を連れていってもよいかと聞かれたので承諾し、自宅に未成年女性2人を招き入れた。

その後何をしたかはほとんど覚えておらず、起きたときには女性は2人ともいなくなっていた。

警察から連絡があるまで女性らから連絡はなく、事件を起こしていた自覚はなかった。女性を呼び出したのは午後8時ごろだと警察から聞かされ、それだけでとんでもないことをしたと反省している。

 

この会見では、NHKを含めた各メディアの女性記者が相当に食い下がって質問を繰り返していたのが印象的でした。当然ながらアルコール依存についての質問も飛んだが、山口さんは

「アルコール依存症ではないし、その治療のための入院でもありません」と再三にわたって否定した。

「酒を飲んでしまわないように」と入院した病院を出た当日に自宅で酒を飲み、勢いがついて止まらなくなっていたんですよね。

時間の感覚もなくし、欲望のタガが外れてから目覚めるまでほとんど記憶がない人間が、治療もせずにアルコールに向き合えるようになるとは思えない。と誰もが思っていたそうです。

 

山口達也さん 「断酒」を宣言していた。

2年前には酒に酔った末に強制わいせつ事件で書類送検(不起訴)され、謝罪会見では「今後は絶対に飲まないと決めています」と誓っていました。

取材陣から「入院してもお酒をコントロールできなかったのか?」と問われ、「退院した日に飲んだということです。自分の甘さだと思います」と述べ、「今は今後は絶対に飲まないと決めています」と誓っていた。

記事の中でも「今は。」の言葉に触れ、決意の弱さを指摘されていました。

山口達也の現在の様子 見る影もないリハビリ姿

「2019年には体型がひとまわり大きくなり、ひげをぼうぼうに生やしたビジュアルを『女性セブン』に撮影され、近況が報じられました。記事内では、歩けばすぐに座り込んだり、自転車に乗れば何度も転倒するという普段の様子も描写されていました。しかし、その数か月後には一転、同誌のインタビューに応じ、TOKIO時代を彷彿とさせる健康的な姿で登場し、修行僧のようにストイックな生活をしていることなどを語りました」(週刊誌記者)

山口達也さんは16年に元奥様の高沢悠子さんと離婚しており、二人の息子さんは奥さんと共にハワイに住んででいるため会うことができません。

離婚の原因は「山口達也さんが自分の趣味や飲み会を優先させて生活していたのが原因」だそうです。離婚自体は「円満離婚」でした。

かわいい息子たちにも会えないさみしさは事件を起こしたとはいえ、ものすごく同情してしまいます。

今回の事件の前日に息子さんの誕生会があり、そのインスタグラムがアップされていたそうです。

もしかすると、今の自分の現状に耐えられずにお酒を飲んでしまったのかもしれません。

 

 

 

躁鬱病との診断を受け、カウンセリングやリハビリを続けている

「事件発覚後、山口さんはアルコール依存症の疑いがあると報じられましたが、本当の病名は『躁鬱病』でした。彼はこの治療に専念するため、メンタルクリニックに力を入れる病院に転院したんです」

 山口さんが診断された躁鬱病の正式名称は「双極性障害」

気分が晴れてハイテンションになる「躁状態」と憂鬱で無気力になる「鬱状態」とを繰り返す病気で、日本における患者の割合は、1000人に4~7人とされいます。

 

 

山口達也 アルコール依存症からの更生は可能か

コロナ禍で自宅にこもることが多く、最低限の食費で生活していたのですが、金銭的にどんどん困窮していたようです。もともと住んでいた、都内にある家賃7万円ほどのワンルームマンションも引き払っていたとか」(芸能プロ関係者)

一人寂しい暮らしの中で、依存症と立ち向かうのはかなりこんなな状況といえます。自分で変え決できないから「依存症」なのですから、病院やサポート等に積極的に参加しない限り不可能でしょう。

呼気1リットルあたり0・7ミリグラムものアルコールが検出され、午前10時半ごろに現行犯逮捕された。酒気帯び運転の基準である0・15ミリグラムを大幅に超える数値で、かなりの酒量と言えるだろう。

逮捕された時の山口さんは缶ビール500mlで7~8缶は飲んでいたといわれています。朝からこの量を飲んでしまうのは間違いなく「アルコール依存症」です。

更生するのが難しい「アルコール依存症」

アルコール依存症への誤解は回復を困難にする。

今回も山口さんに対して、何度も指摘されているのに「ダメなやつ」だと扱うメディア、非難して突き放す報道が早速出てきている。

アルコール依存症は本人も家族も辛い病気である。

飲酒をやめたくてもやめられない飲酒量をコントロールすることができないのだから。

アルコール依存症は不治の病でもある。

一度罹患してしまえば、一生涯、アルコールを断ち続ける必要があったり、治療やケアが必要な病気だ。

寛解はあっても治癒はないとされている。

脳がアルコール(薬物)の味を覚えており、再度、手に取るように命令してくるものだ。

そのため、周囲を裏切り、問題行動を起こし続け、助けてくれる人間関係が断たれていく病気でもある。

私は長年、ホームレス状態にある方とかかわってきているが、アルコール依存症が原因で社会生活に困難をきたしている方を大勢見てきた。

学生時代には、大阪府西成区のアルコール依存症者のリカバリー施設で研修をさせてもらい、アルコールによって命を落としていく人たちと向き合ってきた。

いまも理事としてかかわる生活困窮者支援NPOでは、精神科クリニックと連携し、生活保護を受けながら、ケアに付き合っている人たちが大勢いる。

(藤田孝典 NPO法人ほっとプラス理事 聖学院大学心理福祉学部客員准教授 抜粋

 

山口さん、本格的に「治療」をしてほしいです。

 

 

山口達也 TOKIO復帰説が流れていただけに悔しいメンバー

「TOKIO復帰計画」に大きな狂いが出ることは確実だ。

TOKIOは来年3月に長瀬智也がジャニーズを退所、TOKIOを脱退することが決まっている。その一方で、残る城島茂、松岡昌宏、国分太一の3人は「株式会社TOKIO」を立ち上げ、〝社内起業〟した。

「わざわざ会社を立ち上げた目的の一つは、山口の〝受け皿〟と言われていた。会社設立にあたって、松岡は山口にも連絡したことを明かしており、

『将来どんな形になるか分からないが、関わることもあるのかもしれないし、絶対ないとは言えない』

と話すほど。ジャニーズでは厳しくても、株式会社TOKIOなら引き取りやすいから」(芸能プロ関係者)

 

当然、復帰をするのであれば、アルコール依存症などの問題がなくなっていることが大前提でした。それは山口さん本人も痛いほど分かっていたはずです。

TOKIOのメンバーは山口を見捨てることなく、居場所まで準備していたところへ今報道でした。

必ず復活できると信じていたからです。にもかかわらず、山口さんはは再びメンバーの信頼を裏切ってしまった今回の事件。TOKIO復帰という話はほぼついえたと言っていいかもしれません。

 

山口達也 芸能界復帰は絶望的 未成年事件当時からアルコール依存症を振り返る まとめ

本当に残念な報道であったと共に、「アルコール依存症」の難しさ、山口さんの現在の環境が如何に寂しいものだったのか知ることができました。

TOKIO復活!の噂も流れていたさなかの酒気帯び運転での逮捕、ファンの悲しみが聞こえてきそうです。

山口さん「もう待ったなし」の状況であることに気づいて、アルコール依存症へのリハビリに誠心誠意取り組んでほしいと思います。

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